実際に自己破産の手続きに入ろうとする前に

自己破産するしかない?なぜそうなったかを考える

自己破産手続きに入る前に、絶対にやっておかなければならないことがあります。
それは、手続きの上では何ら関係の無いことではあるのですが、手続きが完了し、実際に免責が確定したあとのあなたの生活には、とても大きな関わりを持っています。

それは、なぜ自分が自己破産に至ったかを知ることです。
自己破産手続きを行い、免責が確定されれば、あなたは確かに今の借金を全て免除されます。
また、時が経てば再びクレジットカードを作ることも可能になります。(数年はかかりますが)

しかし、そうなった時に再び同じような状況になって、人生二度目の自己破産手続きを行うようなことになってしまっては何にもなりません。
そうならないためにも、是非今回自己破産をすることになった要因を自分で調べましょう。

自己破産に至るケースはまさに千差万別ですが、8割型の人が同じような状況になっているはずです。それは多重債務です。
前にも少し話したと思いますが、日本人は借財について独特の視点を持っており、借財を返済できないのは大変な問題で、よそから借入れを行っても返済すべきだと考える傾向にあります。

このような状態から、Aへの返済のためにBから借入れ、Bへの返済のためにCから借入れるという図式ができてしまうのです。
問題は、最初のAへの借入れの時に、事前にしっかり計画を立てなかったことです。

今後は、計画的にお金を使い、借入れを行う場合は返済のシミュレーションもしっかりと行い、穴のない状態に自分でしなければならないことを肝に銘じておきましょう。

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